南米旅行のルートとベストシーズンを考察!
世界一周者が必ず行くと言っても過言ではない南米旅行。
ウユニ、マチュピチュなどとにかく見所が多いのが南米の特徴です。
ただ、思っている以上に南米は広く色々と回っていると時間がかかってしまいます。
それでも出来れば行きたいところは全部回りたいところ。
自分は南米に8か月以上いました。
それでも回りきれなかったところがたくさんありました。
南米滞在中に考えたルート、ベストシーズンについてまとめてみました。
世界一周 南米旅行のベスト―シーズンについて
世界一周中に各観光地を回って実感したこと。
それは晴れじゃないとテンションが下がるということです。
当たり前ですが、意外に天気をそこまで考えている人も少ないように思えました。
カメラを持っていると背景が青空と曇り空では見栄えが全然違います。
一般的な南米の季節は雨季と乾季に分類されます。
南米に来るに当たって絶対に外したくない観光地。
◎・・・ウユニ、マチュピチュ
〇・・・ガラパゴス、イースター島、パタゴニア
△・・・リオ(カーニバル)
この辺りでしょうか?
ぞれぞれのベストシーズンを考えてみます。
ウユニ・・・1~3月
マチュピチュ・・・5~10月
ガラパゴス・・・通年OK。雨季(12~4月)、乾季(5~11月)
イースター島・・・11~4月
パタゴニア・・・12~3月
リオ(カーニバル)・・・2月中旬
世界一周で南米にくる旅行者のほどんどは、1月頃に南米入りする人が多いです。
皆、ウユニ塩湖の鏡張りに合わせてルートを組む人がほとんどです。
ルートは大きく分けて2通り。
南米を南下するルート メリット/デメリット
アメリカやメキシコから年末から年明けにかけて南米インするパターンが多いです。
メキシコからの飛行機が安いのがコロンビアかペルー。
まずはこの2か国のどちらかを南米スタートになります。
ペルーのリマからエクアドルの移動は、思いのほか離れているので、
ガラパゴスへ行く人は、コロンビアへ行く方が行きやすいです。
後のスケジュールを考えるとコロンビアをゆっくり観光したい人は、
年内にはコロンビアに行く方がよいと思います。
~~南米序盤 ルートとシーズン~
→コロンビア(ボゴタ、メデジン)・・・・12~1月
→エクアドル(キト、バニョス、グアヤキル、ガラパゴス、クエンカ)・・・1月
→ペルー(トルヒーヨ、ワンチャコ、ワカチナ、リマ、クスコ、プーノ)・・・1~2月
ペルーを1~2月に旅行した後、目指すのがボリビア。
ここの目的はやっぱりウユニ塩湖だと思います。
新月を目指していく人も多いと思いますが、
ウユニ塩湖は天候によって景色も左右されるので、
新月以外でも綺麗に見れる可能性は十分にあると思います。
ラパスからウユニまでは大方皆同じ流れになるのではないでしょうか。
その後のルートは大きく2通りに分かれます。
ウユニからアタカマへ抜けてサンティアゴへ向かうルート。
これはイースター島やパタゴニアを目指す人が多いルートです。
もう一つは、ウユニからサルタ(アルゼンチン)やアスンシオン(パラグアイ)
の方面を目指すルート。
ここは、先にアルゼンチンのブエノスアイレスやブラジルに入る人が目指します。
2月のリオのカーニバルへ行く人はこちら側のルートになるのではないでしょうか。
次はパタゴニア。ここの出発点はチリ、サンティアゴになります。
パタゴニアの回り方は色々とあります。(また別の記事で細かくまとめます)
バスで回る、レンタカーで回る、飛行機&バス。
皆、それぞれの行き方があるので、現地でルート決めしてみてください。
ただ、一つ言えるのは、3月中旬~下旬くらいまでにはウシュアイアに
行った方がいいです。南極も目指している人ならなおさらです。
ぺリトモレノ氷河、フィッツロイ、パイネ、マーブルカテドラル、最南端の街。
見所が多いのでレンタカーでゆっくり回るのがおすすめです。
~~南米中盤 ルートとシーズン~
→ボリビア(ラパス、ウユニ、トロトロ、サンタクルス)・・・・1~2月
→チリ(サンティアゴ、イースター島、パタゴニア)・・・2~3月
→パタゴニア(パタゴニア、ブエノスアイレス、プエルトイグアス)・・・3月
ブエノスアイレスは、思っている以上に都会のため長居できる街だと思います。
ウルグアイには日帰りでも行くことができます。
ブエノスアイレスからブラジルへのダイレクトバスもあるので、
急いでいる人はそのままサンパウロを目指すのも良いと思います。
また、時間がある人はイグアスの滝(プエルトイグアス)、イグアス移住区の方面を
回ってブラジルに入るのがおすすめのルートです。
ブラジルのボニートの川ぐだリや弓場農場で働いてみるのも楽しいと思います。
~~南米終盤 ルートとシーズン~
→パラグアイ(アスンシオン、イグアス移住区)・・・・3~4月
→ブラジル(ボニート、弓場農場、リオネジャネイロ、サンパウロ)・・・5月
~南下ルートのメリット~
1.南下する世界一周者が多いので仲間を見つけやすい。ほとんどが年末、年明けには南米に入ります。一度どこかで出会った人とまた出会うこともしょっちゅうあります。
2.南米の主要の観光地はある程度回ることができます。ウユニ、マチュピチュ、イースター島、パタゴニアなど一通り行くことができます。
3.最後をサンパウロにするとヨーロッパ、アフリカ、日本などの飛行機便が色々と探しやすい。時期によってはサンパウロー日本の飛行機が5,6万のものもあったりします。
~南下ルートデメリット~
1.2月中旬にあるリオのカーニバルに間に合わない。このイベントに行かなければある程度順番に南下できるのですが、リオのカーニバルを目指すとどこかを諦めたりする必要出てきます。
2.パタゴニアの時期がギリギリ。パタゴニアには出来れば2月までに行きたいのが本音。ただ、3月でも問題なく楽しめるので2月にこだわる必要はなし。
3.海岸沿い以外は雨季のシーズンになる。クスコ、ワラス、トロトロ、サンタクルスなどは1~3月は雨季のためどうしても天候がスカッと晴れないことが多い。
ざっくりとした内容ですが、南米旅行の定番のルートについて紹介しました。
雨季、乾季の関係上全てをベストシーズンに回るのはかなり難しいです。
期間も限られているとは思うので、行きたいところの優先順位をつけて
ルート決めをすることをおすすめします。
南米旅行 おすすめのブラジルルート
世界一周、南米旅行をした人で多かったのが、ブラジルの滞在が短い人。
南米の優先順位が、ウユニ、マチュピチュのため時間がなかったり、
ブラジルの物価が高いので敬遠されたり理由は様々だと思いますが、
個人的には南米で一番良かったのがブラジルでした。
南米の中でも広いブラジルを2か月かけて回ったのですが、
まだまだいけてないところが多いです。それくらい見応えのある国です。
サンパウロ、リオネジャネイロだけだともったいないです。
簡単ですが、ブラジルで行った場所を簡単に紹介します。
~ボニート~
ボニートでしか味わえない透明度の高い川下りなど、魅力たっぷりの観光地。
~ブラジリア~
ブラジルの首都。歴史的な建造物や街並みが評価されて世界遺産になっています。
~レンソーイス~
シャパーダジアマンチーナ国立公園がある街。この国立公園が半端ないです。
~サルバドール~
近郊の海や離島、カポエイラ、カンドンブレなど、音楽、文化、リゾートなんでもあります。
~レシフェ~
この街自体は特にないのですが、近郊にあるポルトデガリ―ニャスのビーチがおすすめ。
~レンソイス、ジェリコアコアラ~
白い砂漠のレンソイス国立公園があるレンソイス街とブラジルの楽園ビートジェリコアコアラ。
~マナウス~
アマゾンの拠点の街。アマゾン川に行かずしてブラジルは語れません。
~クイアバ~
パンタナールの拠点の街。観光地されていないのでツーリストほとんどいません。
8か月旅したおすすめの南米旅行ルート
~~南米序盤 ルートとシーズン~
●コロンビア(ボゴタ)・・・・1月
年明け早々にコロンビアにインしました。ただ、ほとんど観光せずにエクアドルを目指しました。
●エクアドル(キト、バニョス、グアヤキル、ガラパゴス、クエンカ)・・・1月
エクアドルへ来た目的はガラパゴス諸島。チケットも事前とっていたので、
そこに合わせて移動をしていました。バニョス、クエンカも楽しかったです。
●ペルー(トルヒーヨ、ワンチャコ、パラカス、ワカチナ、アレキパ、プーノ)・・・2月
リマ、クスコは後回しにして、海岸沿いを南下していきました。
ワンチャコ、パラカス、アレキパなどペルーの穴場スポットを回りました。
●ボリビア(ラパス、ウユニ)・・・2月
2月末の新月を目指してウユニへ行きました。ペルーをたくさん回っていたのでボリビア滞在は少しだけ。
●チリ(サンティアゴ、イースター島)・・・3月
ボリビアを駆け足で回ったのはイースター島へ行くため。
ここで過ごした2週間は最高に楽しかったです。
●チリ、アルゼンチン(パタゴニア)・・・3月
プエルトモン、バリローチェ、トランキーロ、エルチャルテン、エルカラファテ、
プエルトナタレス、ウシュアイアなど主要のパタゴニアをレンタカーで回りました。
●アルゼンチン(ブエノスアイレス、プエルトイグアス)・・・4月
居心地がよかったブエノスアイレス。パタゴニアの疲れを癒してくれました。
●パラグアイ(イグアス移住区、アスンシオン)・・・4~5月
約1ヵ月。民宿小林で何もしない日々を過ごしたパラグアイ。
移民について考えるきっかけをくれた国でした。
●ブラジル・・・5~7月
2か月間も回ったのに、全然時間が足りなかった国。
まだまだ面白そうな観光地が残るブラジルは本当におすすめです。
●ボリビア(サンタクルス、コチャバンバ、トロトロ、ラパス)・・・7~8月
2回目のボリビア。やっぱり乾季に行きたい国です。
雨季の時期はされたかいあって青空の中観光ができました。
●リマ(クスコ、ワラス、リマ)・・・8月
こちらも2回目のペルー。ボリビア同様に乾季に来たかったので時期をずらしました。
マチュピチュ、レインボーマウンテン、ラグ-ナ69。どこも青空に恵まれました。
南米には1月~8月までいました。それでもまだまだ行き足りなかったです。
本当に見所が多いので、南米のルート作りは大変だと思います。
きちんと行きたいところを明確にして、ルート作りをしてみてください。