中央アジア旅行のルートとベストシーズンを考察!
世界一周者も意外と外してしまうのが中央アジア旅行。
キルギス、ウズベキスタンなど行くと想像以上に楽しく、
且つ人も少ないので旅を楽しめるのが中央アジアの特徴です。
さらに中央アジアはそこまで広くないので、
それなりに期間があれば色々と観光地を回ることもできます。
旅行するルートも大切なのですが、
中央アジアで大切なのはシーズンです。
ベストシーズンに行かないと場所によっては雪で行けない場所もあります。
実際に中央アジア滞在中に考えたルート、ベストシーズンについてまとめてみました。
世界一周 中央旅行のベスト―シーズンについて
世界一周中に各観光地を回って実感したこと。
それは晴れじゃないとテンションが下がるということです。
当たり前ですが、意外に天気をそこまで考えている人も少ないように思えました。
カメラを持っていると背景が青空と曇り空では見栄えが全然違います。
一般的な中央アジアの季節は夏と冬に分類されます。
中央アジアに来るに当たって抑えておきたい観光地。
◎・・・アルティンアラシャン(キルギス)、イシククル湖(キルギス)、サマルカンド(ウズベキスタン)
〇・・・アラコル湖(キルギス)、地獄の門(トルクメニスタン)、ヒヴァ(ウズベキスタン)
他にもありますが、代表的なところはこの辺りでしょうか?
ベストシーズンを考えてみます。
一般的に言われているのが、4月~6月の春と9月~10月の秋です。
11~3月は冬のため観光シーズンではなく、
6月~9月は40℃以上で暑いのでおすすめされていません。
ただ、個人的におすすめするのが6~9月です。
理由は、キルギスの秘境アラコル湖のベストシーズンが
6月下旬~8月だからです。
それ以外に時期は雪で行けず、唯一夏のこの時期だけ行くことができる秘境です。
ここは世界一周で見たきた景色でも上位に入る絶景でした。
ですので、ここは外さずに計画を立てるのがおすすめです。
後、ルートですが、自分たちはカザフスタンから入国して
キルギス~ウズベキスタン~トルクメニスタンと行き
イランに抜けていきました。
中央アジアのルートはどの国から入国して、どの国へ行くのかによって
ルートが大きく変わってくると思います。
中央アジアのビザ情報
●カザフスタン
自分たちが行った2016年はノービザで15日間だけ入国・滞在できました。
2018年からは15日から30日に延長になった話もあります。
ノービザは限定的な話でしたので、最新情報を確認したほうがいいと思います。
●キルギス
60日間ならビザ不要です。
●ウズベキスタン
2018年2月10日から日本人は30日間ビザ無しで入国・滞在できるようになったようです。
●タジキスタン
ビザ必要です。(行ってないので詳しくはわかりません。)
●トルクメニスタン
ビザ必要です。
当時、入国・出国するそれぞれのビザが必要でした。
ですので、あらかじめウズベキスタンビザとイランビザを取得。
キルギスで申請してビザを取得しました。
中央アジアの代表的な3つのルート
中央アジアへ行く人は、大きく分けて3パターンあると思います。
1つ目は、中国からキルギスへ陸路で入国するパターン。
2つ目は、イランからトルクメニスタンに入国すするパターン。
3つ目は、陸路で中央アジアのどこかに入国するパターン。
これはそれぞれが計画したルートにそった結果だと思うので、
どこがいい、悪いは特にないと思います。
自分たちは西回りで初めに東南アジアを回っていた関係上、
飛行機を利用してタイ→カザフスタンのアルマトイへ入国しました。
タイにいた理由としては、当時必要だったウズベキスタンビザと
イランのビザを取得するためです。
多くの旅行者はキルギスでビザ待ちする人が多かったのですが、
タイのほうが何かと楽しくイレギュラーなことも対応もしやすいと思い
タイからの入国としました。
~中央アジア序盤~ カザフスタン ルートとシーズン~
→カザフスタン(アルマトイ)・・・・7月中旬から9日間
中央アジアの初めの国はカザフスタン。
中央アジア旅行者も、カザフスタンを外す人が多い印象を受けました。
理由としては特に見所がないからだと思うのですが、そんなこともありません。
本当はアスタナやカザフスタンの西側にも行きたかったのですが、
予算・時間の関係上断念しました。
カザフスタンでは、いくつかツアーに回ったりと
観光地へ行きましたが、共通するのが旅行者がほとんどいないことです。
だいたいが国内旅行者ばかり。
さらに英語を話せる人が少ないので、結構苦労しました。
ただ、その分未知なところもあり楽しいことも多かったです。
カザフスタンの旅のブログも書いているのでもしよかったら
参考にしてみてください。
~中央アジア中盤~ キルギス ルートとシーズン~
→キルギス(ビシュケク、カラコル、アルティンアラシャン)・・・・7月下旬~8月上旬
キルギスの旅の拠点は、首都ビシュケクです。
ここには日本人宿もあり、情報収集もできますし、
トルクメニスタンへのビザ待ちしている人も多かったです。
ビシュケク自体はあまり観光することがないので、
キルギスの観光スポットはとしては、アルティンアラシャン、アラコル湖、イシククル湖などです。
おすすめはビシュケクからイシククル湖を一周する形でぐるっと回るルートです。
足早に行けば1週間~10日もあれば十分楽しめると思います。
自然が好きな人にはキルギスはぴったりです。
個人的には中央アジアのハイライトはキルギスです。
~中央アジア中盤~ ウズベキスタン ルートとシーズン~
→ウズベキスタン(タシュケント、サマルカンド、ヒバ)・・・・8月中旬
8月のウズベキスタンは、正直かなり暑かったです。
ただ、天候はいいので、暑い以外はそれほど問題になることはありません。
ルートについては、タシュケント~サマルカンド~ヒバと
順番には回ったのですが、実は他にも行きたい街がありました。
ただ、ビザを入国より少し前に取得していて、残りの滞在日数がなかったため、
かなり足早に観光をしました。
おそらく時間があれば、ここからタジギスタンへも行っていたと思います。
ウズベキスタンの良さはキルギスとは違い建造物です。
また、中央アジアでも観光客が比較的多い国だと思います。
国内の移動も観光も比較的しやすい国でした。
~中央アジア終盤~ トルクメニスタン ルートとシーズン~
→トルクメニスタン(ダルバザ、アシガバード)・・・8月
トルクメニスタンのビザで許されている滞在はわずか5日間。
短いとは思っていましたが、正直5日も必要ありませんでした。
観光は地獄の門以外は、惹かれるところもなく、
観光が整備されていないので、宿、食事共に苦労します。
イランに抜けるために通って、
せっかくなので、地獄の門を見に行く。
それくらいの気持ちで十分だと思いました。
アシガバードもきれいな街ではありますが、
つくられた印象も強く、特に惹かれませんでした。
~中央アジアルートのポイント~
中央アジアのルートのポイントは、そのあとにどこに行くかだと思います。
それによって、トルクメニスタンが最後になったり、
ウズベキスタンを最後にしたりとそれぞれのルートつくりになると思います。
どこから回っても基本楽しさはかわらないと思います。
ただ、観光するシーズンだけは、夏ごろをおすすめします。
暑いですが、夏のキルギスの大自然がお気に入りだったのでおすすめします。
ざっくりとした内容ですが、中央アジア旅行のルートについて紹介しました。
期間も限られているとは思うので、行きたいところの優先順位をつけて
ルート決めをすることをおすすめします。
1か月旅した中央アジア旅行
~中央アジア~
●アルマトイ(カザフスタン)・・・・7月
日本人も観光客も少ないですが、長く滞在したせいかいい印象が残った街です。
チャリンキャニオン、コルサイ湖など探せば他にも面白そうな観光地がありました。
これからどんどんメジャーになっていくかもしれない場所です。
●ビシュケク(キルギス)・・・7月
キルギスの首都。ビザ取得以外は特にすることがなかったです。
市場に行ったくらいしか思い出せないくらいです。
●カラコル(キルギス)・・・7月
アルティンアラシャン、アラコル湖の拠点の街です。
特にすることはありませんが、トレッキングの情報収集ができます。
●トルソー(キルギス)・・・8月
イシククル湖でゲル泊をした小さな村です。他にもゲル泊できる場所はありますが、
ここは人も少なくかなり穴場でおすすめです。
●タシュケント(ウズベキスタン)・・・8月
ウズベキスタンの首都です。
時間がなく駆け抜けてしまったのですが、
探せば楽しそうな場所もあったので、少し残念です。
●サマルカンド(ウズベキスタン)・・・8月
ウズベキスタン観光では外せない場所だと思います。
人も優しくでウズベキスタンが好きになった場所です。
●ヒバ(ウズベキスタン)・・・8月
とても小さい街で、ここもウズベキスタンの良さが凝縮されている街です。
建造物も人もよかったです。
●ダルバザ(トルクメニスタン)・・・8月
地獄の門の拠点の場所。
荷物を置かせてもらっただけの場所で特に印象に残っていないです。
●アシガバート(トルクメニスタン)・・・8月
オイルによってつくられた大理石の街です。
ここは観光するために来る街ではないと思いました。
中央アジアは1ヵ月しか滞在できませんでしたが、
ウズベキスタン、タジキスタン、カザフスタンもまだまだ
行ってみたい場所がありました。
キルギスのアルティンアラシャンにもう一度戻りたいです。
個人的には旅行者が少ないのが、中央アジアの良さだと思います。
旅行ルートに組み込めそうであれば、
ぜひとも行ってみてほしい場所です。